記者になりたいガールと哲学的な何か。

ごく普通の女子大生から見た社会を綴ります。今特に関心があるのは、いのちの問題、生きづらさの問題。

松本麗華さんのお話を聞いた話②

 

松本智津夫さんが死刑判決を受けたのは2003年。

死刑が執行されたのは2018年。

死刑判決を受けてから15年が経っていました。

 

この15年間を、麗華さんは

「15年間危篤の親が居た感じ」と言っていたのです。

朝起きて、今日父死ぬのかも知れないと思う。

そんな毎日が15年続くことを、皆さんは考えられますか。

 

もし、終身刑であれば(※出てこられるような現行の無期懲役ではなく)

麗華さんはこの15年間を、家族に捧げるのではなく

自分の人生を歩めました。

 

死刑が国家的な殺人であることは確かです。

人が人を裁けるのか。死刑が本当に極刑なのか・・・

答えの出ない、人類の永遠のテーマだと思います。

 

もちろん、殺人は許されることではありません。

死刑について賛成か反対か、議論するのではなく

なぜ先進国の多くは死刑を廃止しているのか。

私たちは、目を向け考えるべきではないでしょうか。