バリバラ
Eテレでやっているバリバラ
ご存知ですか?
めちゃくちゃ攻めてる番組なんです。NHK様すごい、、
昨日のタイトルは、「幻覚さんに恋をして」。
統合失調症で、幻覚と恋をする女性のお話でした。
この番組の凄いところは、
幻覚の+の部分、陽の部分ですべてが成り立っていること。
彼女は、幻覚さんが居ることによってとても幸せそうなのです。
今まで統合失調症の幻覚といえば、すごく苦しめられるイメージでした。
でも、彼女は違った。幻覚さんのおかげで毎日を楽しんでいます。
同じように幻覚さんと恋愛をしている女性同士の会話は
何の変哲もないガールズトーク。
(自分を愛してくれる幻覚さん自慢♥幸せそうでした。)
今回の主人公となった女性は、周りのみんなの勧めで
幻覚さんと婚姻届け(手作り)まで提出!
れっきとした愛のかたちです・・・
幻覚について話す場所があること、一緒に語れる人がいる心地よさ
凄く伝わってきました。
統合失調症の幻覚って必ずしも心身を蝕むものではない。
良い幻覚と上手に付き合っている人たちも居るということ(*'ω'*)
マイノリティーとひとくくりにするのも良くない。
差別や偏見なくひとりの人間として向き合えるように・・・
様々な障害・病気に対する陽の部分がたくさん報道されるといいいな。
松本麗華さんのお話を聞いた話②
松本智津夫さんが死刑判決を受けたのは2003年。
死刑が執行されたのは2018年。
死刑判決を受けてから15年が経っていました。
この15年間を、麗華さんは
「15年間危篤の親が居た感じ」と言っていたのです。
朝起きて、今日父死ぬのかも知れないと思う。
そんな毎日が15年続くことを、皆さんは考えられますか。
もし、終身刑であれば(※出てこられるような現行の無期懲役ではなく)
麗華さんはこの15年間を、家族に捧げるのではなく
自分の人生を歩めました。
死刑が国家的な殺人であることは確かです。
人が人を裁けるのか。死刑が本当に極刑なのか・・・
答えの出ない、人類の永遠のテーマだと思います。
もちろん、殺人は許されることではありません。
死刑について賛成か反対か、議論するのではなく
なぜ先進国の多くは死刑を廃止しているのか。
私たちは、目を向け考えるべきではないでしょうか。
松本麗華さんのお話を聞いた話①
先月、某所で行われた松本麗華さんと語る会に行きました。
なかなか無いであろう松本麗華さんと会える機会。
私は即座に申し込みをしました。
死刑囚の娘として生きてきたこと、加害者家族の思いを自分の耳で聞きたかったのです。
加害者家族に対する差別や偏見が色濃い日本の社会。
(東野圭吾さんの『手紙』も、強盗殺人犯の弟の苦悩を描いた物語ですね)
海外では、加害者の家族は被害者。
日本では、加害者の家族もまるで加害者のような目に遭ってしまう。
・秋葉原連続通り魔事件 弟 自殺
・宮崎勤事件 嫌がらせの後 父 自殺/妹① 婚約破棄・辞職/妹② 退学
・佐世保事件 父 自殺 など
殺人事件であればほぼ100パーセントに近い確率で、転居を余儀なくされます。
発覚したらまた住む場所を変える。その繰り返しで、重い十字架を背負って生きています。
殺人犯の家族は、幸せになる資格がないのだと。みなさんおっしゃいます。
私たち人間は、家族を選んで生まれてくることはできません。
いつ自分の家族が、友人が、恋人が加害者になるのか分からないのが現実です。
麗華さんだって、生まれた場所が松本家だった。そして私たちと同じように、お父さんはたった1人。それが松本智津夫さんだった。それだけなのです。
物腰の柔らかい、とっても素敵な女性でした。
日本も、加害者家族を被害者としてケアする社会になって欲しい。
そう願ってなりません。
はてなブログ、はじめました。
ライターとして生きていきたい。
そんな夢に少しずつ近づいている昨今、
はてなブログを始めてみました。
日々社会について考えていることを
これからはここで発信していきたいと思います。
ごく普通の女子大学生ですが、社会的なことが昔から好き。
おいしいコーヒー屋さん、映画のレビューなんかも書きたいかも。