記者になりたいガールと哲学的な何か。

ごく普通の女子大生から見た社会を綴ります。今特に関心があるのは、いのちの問題、生きづらさの問題。

バリバラ

 

Eテレでやっているバリバラ

ご存知ですか?

 

www6.nhk.or.jp

 

めちゃくちゃ攻めてる番組なんです。NHK様すごい、、

 

昨日のタイトルは、「幻覚さんに恋をして」。

統合失調症で、幻覚と恋をする女性のお話でした。

 

この番組の凄いところは、

幻覚の+の部分、陽の部分ですべてが成り立っていること。

 

彼女は、幻覚さんが居ることによってとても幸せそうなのです。

今まで統合失調症の幻覚といえば、すごく苦しめられるイメージでした。

でも、彼女は違った。幻覚さんのおかげで毎日を楽しんでいます。

 

同じように幻覚さんと恋愛をしている女性同士の会話は

何の変哲もないガールズトーク

(自分を愛してくれる幻覚さん自慢♥幸せそうでした。)

今回の主人公となった女性は、周りのみんなの勧めで

幻覚さんと婚姻届け(手作り)まで提出!

れっきとした愛のかたちです・・・

 

幻覚について話す場所があること、一緒に語れる人がいる心地よさ

凄く伝わってきました。

 

統合失調症の幻覚って必ずしも心身を蝕むものではない。

良い幻覚と上手に付き合っている人たちも居るということ(*'ω'*)

 

マイノリティーとひとくくりにするのも良くない。

差別や偏見なくひとりの人間として向き合えるように・・・

様々な障害・病気に対する陽の部分がたくさん報道されるといいいな。

 

 

 

松本麗華さんのお話を聞いた話②

 

松本智津夫さんが死刑判決を受けたのは2003年。

死刑が執行されたのは2018年。

死刑判決を受けてから15年が経っていました。

 

この15年間を、麗華さんは

「15年間危篤の親が居た感じ」と言っていたのです。

朝起きて、今日父死ぬのかも知れないと思う。

そんな毎日が15年続くことを、皆さんは考えられますか。

 

もし、終身刑であれば(※出てこられるような現行の無期懲役ではなく)

麗華さんはこの15年間を、家族に捧げるのではなく

自分の人生を歩めました。

 

死刑が国家的な殺人であることは確かです。

人が人を裁けるのか。死刑が本当に極刑なのか・・・

答えの出ない、人類の永遠のテーマだと思います。

 

もちろん、殺人は許されることではありません。

死刑について賛成か反対か、議論するのではなく

なぜ先進国の多くは死刑を廃止しているのか。

私たちは、目を向け考えるべきではないでしょうか。

松本麗華さんのお話を聞いた話①

 

先月、某所で行われた松本麗華さんと語る会に行きました。

 

ja.wikipedia.org

 

なかなか無いであろう松本麗華さんと会える機会。

私は即座に申し込みをしました。

死刑囚の娘として生きてきたこと、加害者家族の思いを自分の耳で聞きたかったのです。

 

加害者家族に対する差別や偏見が色濃い日本の社会。

東野圭吾さんの『手紙』も、強盗殺人犯の弟の苦悩を描いた物語ですね)

 

海外では、加害者の家族は被害者

日本では、加害者の家族もまるで加害者のような目に遭ってしまう。

 

秋葉原連続通り魔事件 弟 自殺

宮崎勤事件 嫌がらせの後 父 自殺/妹① 婚約破棄・辞職/妹② 退学

佐世保事件 父 自殺  など

殺人事件であればほぼ100パーセントに近い確率で、転居を余儀なくされます。

発覚したらまた住む場所を変える。その繰り返しで、重い十字架を背負って生きています。

殺人犯の家族は、幸せになる資格がないのだと。みなさんおっしゃいます。

 

私たち人間は、家族を選んで生まれてくることはできません。

いつ自分の家族が、友人が、恋人が加害者になるのか分からないのが現実です。

 

麗華さんだって、生まれた場所が松本家だった。そして私たちと同じように、お父さんはたった1人。それが松本智津夫さんだった。それだけなのです。

物腰の柔らかい、とっても素敵な女性でした。

 

日本も、加害者家族を被害者としてケアする社会になって欲しい。

そう願ってなりません。

はてなブログ、はじめました。

 

ライターとして生きていきたい。

 

そんな夢に少しずつ近づいている昨今、

はてなブログを始めてみました。

 

日々社会について考えていることを

これからはここで発信していきたいと思います。

 

ごく普通の女子大学生ですが、社会的なことが昔から好き。

 

 

おいしいコーヒー屋さん、映画のレビューなんかも書きたいかも。